皆さんは電子レンジは利用されていますでしょうか?
パーシースペンサーさんは電子レンジを開発された方です。レトルト食品や食材を温めたりキッチンになくてはならないものになっています。その開発のきっかけは実験室で溶けた一枚のチョコレートでした。
なぜ実験室を歩き回っていたのか
スペンサーさんは当時マイクロ波を発生させる真空管マグネトロンの性能を向上させようとしていました。マグネトロンはレーダー技術には欠かせないものでした。
レーダーは電磁波を対象物に送ってその反射波によって対象物の距離を測ります。最初は電波を使っていましたが、精度が良くなく、機械も大きなものが必要でした。その点マイクロ派は波長が数センチと短いため、精度も高く機械も小型で良いため改良が急がれていました。
そのため実験室に一日中いました。しかしかれは座りっぱなしではなく歩きまわって実験を重ねていました。
電子レンジの原理を発見
そんな中スペンサーさんは生産量を上げる事業に取り組んでいました。人柄は好奇心旺盛で常に新しいことに取り組んでいました。また朝早く出社し夜勤の労働者と積極的に交流しました。科学技術にたけていらっしゃる方で高校中退にもかかわらず開発責任者に抜擢されたほど優秀な方でした。電子レンジのマイクロ波の発見をしたのは実験室を歩き回っていたときです。お腹がすいていてポケットにチョコレートを入れていました。気が付くとチョコレートが溶けていました。
パーシーさんはこれを見てマグネトロンの放射線がチョコレートを温めたのではないかと考えました。単なる偶然と考えず、他のスタッフと共有して他の食材で実験をしました。トウモロコシはすぐはじけ機械の前に置いた卵は震えて破裂しました。このときにスペンサーの頭にアイデアがひらめきました。
「スピーディーホットドッグ」(即席ホットドック)という開発に着手しました。理論は最初からあっていましたが、製品化には何十年もかかりました。真空マグネトロンの開発もありましたし、とても忙しかったと思います。そして何度も技術者の方と試行錯誤し電子レンジが出来ました。
現在でも電子レンジの用途はほとんど食材を温めたり調理したりすることに使われています。たくさんのボタンなどが付いていますが、パーシーさんが発見した当時とあまり変わっていないのではないでしょうか。
歩くことでひらめきが生まれる
歩くことはひらめきや問題解決のヒントを見つける効果があります。脳がリラックスしたり、血行が促進されたり集中出来たりします。あるくことで全身と頭に血流が回りひらめくようになります。パーシーさんは実験中にもかかわらず実験室を歩き回っていました。そして偶然の出来事を単なる偶然ととらえず柔軟な発想を持つことが出来ました。
もし解決したい問題があれば歩いて見ると新しい発見や解決のヒントが見つかるかもしれません(o^―^o)ニコ
歩く時間がもったいない・・・という方もいらっしゃると思います。しかし、気分転換などにも最適で体も傷めずに行うことが出来ます。特別な道具も必要ありません。なにかのついでに歩いてみてはいかがでしょうか。
今日も健康に歩いて行きましょう(o^―^o)ニコ